まとめ
・Windowsの標準機能だけで異なるPC環境でのSSDの換装ができた
・容量の変更などがあるとちょっとトリッキーだが、問題なくできた
・よくわからないソフトを使うより、やっていることが明確な方がいい、という人にはおすすめ
はじめに
パソコンの買い替えに伴って、SSDを換装する必要が出てきた。
元々の自作PCがIntel第7世代で、Windows11にアップデートできない状態だったので、Windows 11にアップデートできるPCを作り直しました。
以前SSDを換装した時はネット上の無料のソフトを使ったが、できれば動作がわからないソフトを使わずに、シンプルにやりたいと思っていた。
そんな中、ネットを調べているとWindowsの標準のバックアップ機能だけを使ったSSD換装法がいくつか出てきた。
・@mogumogu_nyannyanさま 怪しいツール(偏見)に頼らずにWindows標準機能だけでSSDをクローンして換装した
https://qiita.com/mogumogu_nyannyan/items/3ed07a426e25efd2870f
・ARUTORAさま
【Windows10】OS標準機能だけでSSDクローン作製する方法。「バックアップと復元」を使えばソフトなしで引越し可能 | ARUTORA
ということで、標準機能だけでSSDの換装をやってみることにした。
作業環境
・Windows10 Home
・元のSSD:Trancendの256GBのSATAのSSD
・換装先のSSD:KIOXIAの512GBのM.2.(Gen3)のSSD
一応筆者の環境を記しましたが、おそらく、SSDやHDDの種別関係なくできると思います。
SSDの換装の手順
基本的には以下のサイトの手順に従って作業していきますので、手順は簡単に記します。
https://qiita.com/mogumogu_nyannyan/items/3ed07a426e25efd2870f
代わりに、筆者の環境で出たエラーとその解決策については詳しく記します。
①回復ドライブの作成
32GBのUSBにもともと回復ドライブを作ってあったのでok
②HDDにバックアップを作成する
外付けのHDDにバックアップを作成する。結構時間がかかる。
③SSDを新しいものに取り替えて、回復ドライブから起動する
参考サイトの通り、システムイメージからの復元を試みた。
ここまではうまくいっているように見えた。
④ファームウェアの違いによりエラーが発生
BIOSを使用するコンピュータで作成したシステムイメージをEFIのコンピュータに復元できないと言われた。
元々のPCはUEFI対応だったのでなぜかな、と思ったが、念のため確認してみる。
以下のサイトを参考に、Windowsのシステム情報というアプリからBIOSモードを確認する。
https://partition.aomei.jp/gpt-mbr/how-to-check-if-uefi-or-bios.html
確認してみると、BIOSモードがレガシになっていた。
この状態は、BIOSはEFI対応しているが、ディスクのフォーマットがEFIに対応していないMBR形式になってしまっていることが原因である。
ということで、ディスクのフォーマット形式をMBRからGPTに変換する。
詳しい手続きについては当ブログの以下の記事を参照。
GPTに変更できたところで、もう一度手順①からやり直したら無事にいけた。
Windowsライセンスの問題
以下のサイトを参考に、Windowsのライセンスがうまく行っているか確認する。
http://faq3.dospara.co.jp/faq/show/8374?site_domain=default
スタート>設定>更新とセキュリティ>ライセンス認証と進む。
どうやらデジタルライセンスで認証されているようなので、特に設定せずとも新しいデバイスでも使えているようだった。
これで、無事にSSD換装が済んだことになる。
さいごに
以上、『【PC移植】Windows標準機能を使ったSSDのクローン作成の備忘録』でした。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。