投資よりまずは貯金体質「三行読書録: 入社一年目のお金の教科書」

読んだ日

2022/12

三行で感想

・日本の近年の超低金利政策を背景にNISAやiDeCoといった投資に関するキーワードがブームになりつつある昨今だが、そういった流行の投資よりもまず先に自分の家計をざっくり把握して自動定額貯金の習慣をつけよ、という主張があまりにも真っ当で参考になった。(もちろんこの本でも投資は推奨しているが、まずは貯金という主張だった。)

・貯金体質の話は、景気や金融市場がこの先どうなろうともずっと活かしていける普遍的でパワーのあるノウハウだと感じた。

・職住近接の話や賃貸の話など、最近の潮流を加味した現実的で合理的な視点が詰まっている。

本の個人的評価

読みやすい文体で書かれており、一日で読めてしまうくらいのボリュームだった。

一方、内容は詳細には立ち入らないものの、しっかりとまとまっており、入社一年目の人に限らずお金を学びたいと思っている人が入門書として手に取るには最適だと感じる。

参考

田口智隆著『入社1年目のお金の教科書―これだけは知っておきたい 貯め方・使い方・増やし方』

きずな出版 (2018/3/23) ¥1,540