バイトをすると研究のやる気がなくなる問題
研究とバイト、どちらもパソコン仕事でちょっとくどい感じがする。
というか、バイトすればするほど研究のやる気が低下している気がする。
バイトと研究はまったく同じってわけではないのだがなぁ。
(バイトは時間が決まっているし、お金がもらえるし、わりと単純作業。)
これで思い出すのは、「料理人は家で料理をしない」という話。
フレンチレストランでバイトしていたときに料理人さんから聞いた話。
けっこうそういうもんだよ、と言っていた。
「料理人は家で料理をしない」 の法則
人間似たようなことをずっとし続けるとつらくなってくる。
何かをやっているとそれと対極なことがしたくなる。
じつはこの手の話は、色々な本で述べられていることで、法則といってもよいのではないかと思う。
多様性のある仕事が幸福
『科学的な適職』という本によると、多様性のある仕事に就くと幸福度が高いらしい。
デスクワークしたり体を使うことをしたり、
人と話したり話さなかったり、
単純作業をしたり複雑な仕事をしたり、
色々なことをしていることが大事ということだ。
同じことをし続けるとダメ?
『思考の整理学』でも「料理人は家で料理はしない」に似通ることが書かれている。
昔の子弟制度ではわざと雑用させることによって逆にやる気を出させたらしい。
また、人間のやる気の真理をついた他の例として、いろんな科目がごちゃ混ぜになっている学校の時間割を挙げている。い
いろいろごちゃまぜの方がやる気が出るのだ。
うまい仕事のやり方
うまい仕事のやり方として、やる気がなくなったら他の「仕事」にシフトすべき。というのが20世紀のスイスの思想家ヒルティのヒルティ幸福論に書かれている。
やる気がなくなったら、休息をとるのではなく他の仕事に移る、というのがここでのミソ。
最後に
以上、『なぜ料理人は家で料理をしないのか』でした。
ずっと同じことをするのはやる気の面で非効率なので、いろいろな仕事をつまみ食いするようにやるのがいいでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
科学的な適職【ビジネス書グランプリ2021 自己啓発部門 受賞! 】
鈴木 祐(著)、2019/12/13、クロスメディア・パブリッシング
思考の整理学
外山 滋比古 (著)、1986/4/24、ちくま文庫
幸福論 1
カール・ヒルティ(著)、1961/10/18、岩波文庫