本記事の結論
・スケジュールが合うならANAの直行便がよい
・直行便のスケジュールが合わない場合、ヨーロッパ経由、トルコ経由、中東経由がある
・格安をねらうなら中国経由かタイ経由もあり
はじめに

先日、東京からイタリアのミラノまで移動する用事ができました。
飛行機の経路をネットで調べましたが、直行便を含めさまざまなルートが出てきました。
直行便が2025年の最近にできたことなどもあり、あまりよくまとまった記事は見つかりませんでした。
そこで、何がより良いのかを自分なりに調べ、実際に一つのルート(イスタンブール経由)を試してみたので、その結果を共有します。
候補①直行便(羽田-ミラノ)

・直行便のメリット
①直行便なので乗り継ぎの必要がない
②所要時間は最も早い
③早めに予約をすれば、値段はそこまで高いわけではない(筆者が調べた値段だと往復30万だった)
・直行便のデメリット
①毎日運航ではないため、旅行のスケジュールによっては使えないことも
②所要時間が経由便と比べて大きく短いというわけでもない
(所要時間 行き:15:35 帰り:13:00)
③行きの羽田発が0:55と深夜になる
ANA直行便の補足
・2025年からできた羽田とミラノを結ぶ直行便
あたらしい空、はじまる。ストックホルム 2025.01.31 ミラノ 2024.12.03 イスタンブール 2025.02.12|ANA
・運行が火・木・日と週3便
・運行はANAの一社のみで、イタリア側の航空会社(ITA Airways)は運行していない
候補②イスタンブール経由

Turkish airline(トルコ航空)を使ってイスタンブールで乗り継ぎ
筆者が調べた日程だと往復25万くらい
メリット
・毎日運行に近い
・乗り継ぎ時間が2~3時間の短すぎず長すぎないものが多く、乗り継ぎが安心
・所要時間は直行便よりもプラス2〜3時間と短め
デメリット
・比較的安価だが、安いわけでもない
・Turkish airlinesは異国情緒高め(日本語はあまり通じない)
補足
運行日について
直行便と違い、トルコ航空で毎日運行されている。
(往路)羽田 21:45発、イスタンブール4:50着、同6:50発、ミラノ8:45着
羽田を夜に出て、途中乗り継ぎ2時間でミラノに朝に着くという非常にバランスのよいコースである。
逆に復路は以下である。
(復路) ミラノ10:45発、イスタンブール13:45着、同17:25発、羽田10:50着
これも、ミラノを午前中に出て、途中乗り継ぎ2時間半で羽田に朝に着くという非常にバランスのよいコースである。
なお、イスタンブールから羽田に行くフライトのみはANAの運行(トルコ航空とコードシェア)で、月・水・土のみの運行である。
しかし、この曜日は直行便が運行する火、木、日とずれているため、金曜を除けばこのルートが直行便の代替として使えることがわかる。
コードシェア便のため、チケットはトルコ航空扱いで往復一括で買える。
筆者はこのコースを実際に使ってみたが、無理のない行程で非常によかった。
一応、ANA運行便を使わず純粋にトルコ航空で行く場合、復路は以下が毎日運行されている。
(復路②) ミラノ 18:45発、イスタンブール23:40着、同2:30発、羽田19:45着
しかし、途中乗り継ぎが夜中になるのと、羽田着が夜になるので筆者は選ばなかった。
中東経由

航空会社はカタール航空や、エミレーツ航空など
筆者が調べた日程だと往復30万くらい
メリット
・高いサービス水準の運行会社
・経由地の空港が豪華
・所要時間は直行便にプラス2〜4時間以上
デメリット
・乗り継ぎ時間が短めのことも
・乗り継ぎが深夜帯になりがちで、夜に弱い人は経由地の空港を楽しめないおそれ
・値段は直行便とそこまで変わらない場合も
補足
結局筆者は乗ってないのでなんとも言えないのですが、乗り継ぎが深夜帯になるのと、乗り継ぎ時間が1時間くらいでギリギリになりそうだったので選びませんでした。
あと、日本から中東が10時間くらい、中東からミラノが5時間とフライトが分割してしまい、あまりまとまった睡眠が確保できなさそうなのもネックでした。
ヨーロッパ経由

筆者が調べた日程だと往復30万くらい
ルフトハンザ航空のドイツ経由、オーストラリア航空のウィーン経由、ポーランド航空のワルシャワ経由など色々出てきます。
メリット
・所要時間は直行便プラス2〜4時間程度
・せっかくヨーロッパに行くので、ヨーロッパの空港で乗り継げる
・サービスが良さそう
デメリット
・乗り継ぎ時間が1時間程度の短いものが多かった
・安くはない
補足
乗り継ぎ時間が1時間程度の短いものが多かったです。
同一航空会社乗り継ぎなので、乗り継ぎは保証されるとは思いますが、筆者が初ヨーロッパで慣れていないこともあるので、不安でした。
乗り継ぎ時間は2時間ほど欲しかったため、候補から外しました。
余談ですが、会社で同行された方はフィンエアー利用でフィンランドのヘルシンキ経由で移動されてました。
フィンエアーはワンワールドですが、ワンワールドのマイルを貯めている場合はこれもありですね。
その他候補
バンコク経由

タイ国際航空運行。筆者が調べた日程だと往復15万で格安だが、所要時間はだいぶ伸びる
中国経由
会社的に中国経由が利用不可なのでよく調べてないですが、かなり安そうですね。
香港経由のキャセイパシフィックも魅力的ではあります。
韓国経由
仁川経由も調べたのですが、仁川-ミラノ便が隔日運行なのもあり、あまりいい便が出てきませんでした。(筆者の調べ方が悪いだけかもしれませんが…)
その他
エバー航空で台湾経由、ベトナムエアラインでベトナム経由、エアーインディアでインド経由とかも出てきましたが、乗り継ぎ的にもどうなのかわかりません。ただ、格安な可能性はありますね。
あとここまで調べてきて一向にイタリアの航空会社が出てこないな?という感じですが、イタリアのフラッグシップキャリアのITA airwaysは羽田-ローマ線はありますが、ミラノ線はやってないようです。
ローマから鉄道でミラノに向かうというやり方もアリかもしれませんが、特に帰りの鉄道遅延のリスクを考えて筆者はやめておきました。
さいごに
以上、「東京-ミラノの飛行機はどれがいいか?」でした。ここまで読んでくださりありがとうございました。
本記事についてのお断り
筆者がスターアライアンスのマイルを貯めているため、スターアライアンスにやや偏った結果になっているかもしれません。
また、実際に乗ったことがあるのはイスタンブール経由のみで、それ以外については知人の経験やネットの情報を参考に記載しています。
また、乗り継ぎ時間については筆者が乗ろうとしたスケジュール特有で、あまり一般的ではないかもしれません。
