土木事業のインターンに参加して感じた2つのこと

先週とあるダムの土木事業のインターンもどき(5days)に参加してきました。

参加しようと思った理由

以下の記事にまとめています。(新規タブで開きます)

・学部4回生で土木事業のインターンに参加しようと思った3つの理由

インターンで感じた二つのこと

実際に働いている人の講義が多かったですが、何度か現場に行き代替道路やダム本体の施工現場をこの目で見てきました。

この研修で痛感したことは、仕事に求めるものは職種によって大きく異なることダムの話を聞いていて思ったよりもワクワクしなかった、という二点です。

1. 仕事に求めるもの職種によって大きく異なる

発注者(土木系地方公務員)と施工業者(ゼネコン)の立場を両方体験してみて痛感したのは、仕事に求めるものが職種によって違うということ。

土木系地方公務員(発注者)

私はワクワクするような面白い仕事をしたいと思っているから、これはなしかなと思った。(個人の感想です)

仕事でガンガン挑戦していくよりも安定した堅実な生活を送りたい人が多かった。

残業も少ないし休日も絶対にある。有給は取れるかどうかよりも取らされるレベル。

ただ給料は少ない。

職員の人から実際の手取りを聞いた時びっくりした。

それも、公務員は超エリートがなるものだと思い込んでいたから(省庁のキャリア職はそうだろうけど地方はそうでもない)、なおのこと驚いたよ。

ゼネコン(施工管理)

しっかり仕事したい、現場の第一線で働きたいという人にはいいと思った。

発注側からの言われたこと・仕様を100%でうまくこなしていくことが求められる。

現場で働く多くの職人さんとコミュニケーションをとってうまく動かしていくマネジメント的な楽しさはあるのだと思う。

自分もしっかり仕事をしたい主義の人ではあるからその点はマッチしてると思った。

ただ、物理学的に難しい課題に直面したりとか知的に試されたりすることはそう多くはないのかなと感じた。※2

学者・研究者気質な私がこの仕事に就くのを果たして社会から求められているのだろうか?

生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ

ヴィクトール・E・フランクル 『夜と霧』

※2 これはゼネコンの仕事が簡単だと言っているわけではないし、インターン中にゼネコンのシビアはよく聞かされた。

以下一例。

  • 工期は伸ばせないから作業をしっかり管理していかなければならない。
  • 現場には多くの職人さんが仕事をしているわけなので、管理するのには当然仕事量が多くなる。残業はあたりまえ。(最近は働き方改革でよくなってきているらしいが)
  • 現場は重機や高所作業など死と隣り合わせなので安全管理は重大。

2. ダムの話を聞いていて思ったよりもワクワクしなかった

ダム建設は確実に社会の役に立つけど・・

公共の土木事業ほど確実に社会に役に立つものはないと思います。

企業の商品であれば作っても売れない可能性があります。

また、買ってくれたとしてもそれが確実に役に立つとは限りません。

食品であれば口に合わないこともあります。道具であれば気に入らず捨てられてしまうことだってあるでしょう。

しかし今回の治水のダム建設は、社会の人が全く無関心でも確実に洪水を防ぎ命や財産を守ってくれます。

もちろん、ダム建設に伴う大規模な環境改変、建設予定地に住んでいた住民の方の移動、大量の税金の投入といったデメリットもありますが、災害による損失がほぼなくなることを考慮すれば人間社会にとっては非常に有益でしょう。

しかしながら、わたしはそのような仕事をこの手でやってみたいとは思いませんでした。

数十年に一度起こるかもしれない大損害がなくなることよりも、自分を含めた今の社会の人々が以前よりちょっと幸せだ、楽しい、面白いと思えるような新しいこと、あるいは改善するような何かに携わることの方が好きなのかもしれない。

土木事業でいえば新しく鉄道を引いたり道路を引いたりする方が楽しいと感じるのかもしれません。

ローテク

学部の土質実験や水理実験で気が付いてはいましたが、ひたすらローテクです。

ぐぬぬ。

最先端技術とかそういう目新しいものは多くありません。

しいて言えばドローンで空撮して3Dの図面を起こすくらい。

勿論重機や機械は使われますが、数十年前からそんなに変わってないんだろうなという感じです。

ただ、ダムの建設だけあってスケール感には圧倒されます。現場自体が一つの町サイズなのです。

まとめ

色々と批判的に書かせてもらいましたが、なんだかんだ参加して良かったと思います。

実際に働く人を見ないと実際の仕事は分からない。

仕事は内容もそうだけど一緒に仕事する人がどんな人かがとても大事だと思います。

「ここに行きたい!」と思える職はなかったけど、「ここは向いてないな」という職が分かった。

自分が仕事に何を求めているのか、あるいは自分は仕事に何を求められているのか、が少し分かった気がしました。

適職探しの旅はまだ続きます。

何か質問があればコメント欄かTwitterへ。

以上、とある土木事業のインターンに参加して感じたことでした。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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